労働者の生活を顧みないブラック企業は許しません。サービス残業させられる、有給休暇がとれない、パワハラされるなどに対抗しましょう。私たちは、新潟の労働組合「にいがた青年ユニオン」です。

2015年3月24日火曜日

研修というより洗脳!?「ブラック研修」が国会で取り上げられた

会社全体として技能向上を果たすためには、労働者個々の技術向上が欠かせません。
そのために実施される研修のはずなのに、なぜか「お百度参り」や「川行」-。

こんな「ブラック研修」の実態が23日の参院予算委員会で取り上げられました。


ネット上でも大きな反響を呼んでいます。



取り上げたのは共産党の吉良議員。
それによれば、医療関連企業が宗教法人に依頼して実施した2泊3日の「研修」において、お経の練習、光明真言を1000回唱える、三礼100セット合計300回連続で行う、御宝号を1000回唱える、般若心境の写経、十三仏真言、お百度参り、川行、滝行を行うこととされています。

光明真言(こうみょうしんごん)は、正式名称は不空大灌頂光真言(ふくうだいかんぢょうこうしんごん)という密教の真言である。密教経典である「不空羂索神変真言経(菩提流志訳)」や「不空羂索毘盧遮那仏大灌頂光真言(不空訳)」に説かれる。
Wikipediaより

南無大師遍照金剛(=なむだいし・へんじょうこんごう)は御宝号といい、真言宗で唱える一番短いお経です。
高野山東京別院ホームページより

十三仏真言とは、真言宗で勤行や法要の際に順に唱える十三の如来・菩薩・明王の真言。(一部の宗派では行われない)
みんなの知識ちょっと便利帳より

百度参り(ひゃくどまいり)は、日本の民間信仰で、神仏に祈願するために同一の社寺に百度参拝することである。お百度(おひゃくど)ともいう。百度参りの方法は、社寺の入口から拝殿・本堂まで行って参拝し、また社寺の入口まで戻るということを百度繰り返す。俗にこれを「お百度を踏む」という。
Wikipediaより

滝行(たきぎょう)とは滝に入って行う修行のことである。色々な方法があるが、大きく分けて激しく流れる水の下に行く場合と、周辺にたまっている水につかる場合がある。
Wikipediaより

これについて、上川法相は「業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与えているならば、人権擁護上の問題がある」と答弁しました。

本来、業務を遂行するために必要な研修のはずですが、このような研修のねらいは、会社にたてつかない労働者に洗脳することにあります。
人を洗脳するには、
  • 逃げられないようにして、
  • 日常生活から隔離し、
  • 身体的、精神的に弱らせ、
  • 自己否定させ、
  • 刷り込み、それを定着させる
といった方法がとられますが、まさにそれです。
研修の時間に賃金を払っていればいいというようなものではありません。

ここまであからさまでなくても、業務の適性範囲を超えていると思われる研修の実態を告発する相談は寄せられます。
労働者をブラック企業のなすがままにするための研修は止めさせなければなりません。