労働者の生活を顧みないブラック企業は許しません。サービス残業させられる、有給休暇がとれない、パワハラされるなどに対抗しましょう。私たちは、新潟の労働組合「にいがた青年ユニオン」です。

2015年7月17日金曜日

ブラックバイトに注目が集まってきた



ブラックバイトに注目が集まり、先日はNHKの「クローズアップ現代」でも取り上げられています。
学業と両立し得ない働かせ方、違法な働かせ方が学生バイトにまで広がっていますが、どう解決したら良いのでしょうか。



ブラックバイトで休めない、辞められない


関西学生ユニオンがブラックバイトの実例を紹介しています。

あるレストランでバイトをしていた20代の女性は、労働時間の取り決めがなく、ひたすら働かされていました。月80~90時間は働いていたと思いますが、時給に換算すると300円。バイトのシフトが入っていない日でも、呼び出されることが何度もありました。
ハーバービジネスオンライン「休めない」「辞められない」…若者が嵌るブラックバイト最新事情 2015年7月16日

辞めると言ったら数十万円の損害賠償請求される例も知られています。

また、ブラックバイトを「苦しい修行」ととらえているような向きもあります。


これは、学校で人権感覚がきちんと身につく教育を受けていない面がありますが、違法に働かされ、学業に影響が出るのに、辞められないのには、きちんとした理由があります。

国民所得が減少し、仕送り額が少ないために、生活費のためにバイトは辞められない


全国大学生活今日労働組合連合会の調査(第50回学生生活実態調査)によれば、1ヶ月の仕送り額が5万円未満の学生は2割を超えています。
それにともない、奨学金の利用者も増加。収入面対策として、アルバイトを増やさざるを得ない状況です。

高校生や大学生の場合、社会人と比較して、通勤時間を取るわけにはいきません。
必然的に選べる職場は限られます。
そこを辞めても次もブラックバイトかもしれません。

職場に非正規労働者が増えたため責任が増える


学生バイトの多い飲食業界、コンビニエンスストア、学習塾、家庭教師などは、非正規労働者の割合が高く、その分、非正規労働者に対する責任が増えます。
過大なノルマを課される例もあります。
私のゼミのある男子学生のケースを紹介しよう。大手コンビニチェーン「ローソン」のある店でバイトしている。夜の勤務が多いその学生は、ときおり、おでんを30個、40個という単位で買わされるという。理由は、その店の売り上げを伸ばし、所属地域のローソンの売り上げランキングで上位に入れるために店長に無理強いされるから、という。
水島宏明「大学生のブラックバイト おでんやコーヒー券がノルマ! コンビニ、カフェのチェーン店は特にどす黒い」2013年8月9日

こういった事情がどんどん暴露されていくことで、2015年3月には厚生労働省が学習塾業界に、適正に賃金を支払うよう異例の要請をしています。
やはり運動で前に進めるしかありません。