労働者の生活を顧みないブラック企業は許しません。サービス残業させられる、有給休暇がとれない、パワハラされるなどに対抗しましょう。私たちは、新潟の労働組合「にいがた青年ユニオン」です。

2015年10月12日月曜日

外国人実習生が搾取されている

全国農業会議所
(全国農業会議所のホームページより)

外国人実習生が違法な働かされ方をしていることが問題視されています。

途上国など諸外国の青年を受け入れ、働きながら技能を身に付けてもらう「外国人技能実習制度」。厚生労働省によると、2014年末で全国には16万7641人の外国人技能実習生がいる。
ただし彼らの労働環境は、決して整っているとはいえないようだ。9月30日に公表された労働基準監督署の監督指導結果によると、2014年は全国の実習実施機関の76.0%にあたる2977事業場で法令違反が認められたという。
キャリコネニュース 外国人実習生の受入事業所の76%で労基法違反 事業主は「まともに支払っていては元が取れない」 2015年10月10日

法令違反の数が尋常ではありません。

「違法な時間外労働など労働時間関係」25.8%
「安全措置が講じられていない機械を使用させていたなど安全基準関係」23.5%
「賃金不払残業など割増賃金の支払関係」17.8%

また、申告138件のうち、131件は「賃金や割増賃金の不払い」だというので、あまりにも実習生をバカにした話です。

是正勧告を受けた事業主の言いぐさがこれです。

「時間外労働の割増賃金をまともに支払っていたら元が取れない」

どれだけ払っていたかと言えば、

基本給を月額5万円に設定したうえに、(中略)この会社では時間外労働の割増賃金も、始めの1時間だけ適正に支払うが、それ以降は時給500円としていた。

というのですから、あきれて開いた口がふさがりません。

こういった劣悪な労働環境は、国のイメージ低下にも直結している。龍谷大の学生がベトナム人実習生に取ったアンケートでは、来日前は97%の人が「日本の印象が良い」と思っていたのに対し、来日後は48%に低下している。

こんなことをしていれば当然イメージが悪くなるはずです。

外国人であろうとそうでなかろうと、最低限度は守る。約束した労働条件は守る。
これが事業主のつとめです。
日本はいつからこんなだらしない事業主だらけになってしまったのでしょうか。