労働者の生活を顧みないブラック企業は許しません。サービス残業させられる、有給休暇がとれない、パワハラされるなどに対抗しましょう。私たちは、新潟の労働組合「にいがた青年ユニオン」です。 もし記事がしばらく更新されていないなら、新潟にブラック企業を見つけていないしるしです。あなたが見つけたら、私たちに教えてください。 にいがた青年ユニオンとしての考え方、労働相談や生活相談などは、ブログ「ゆにぶろ」で紹介します。

2015年10月26日月曜日

飲食店では残業代が出ないのが当然だと言われたのですが、本当ですか?→ウソです



こんなご相談です。
  • 残業代を支払ってもらえません。
  • 「この業界で残業代はない」といわれました。

「この業界」というのが飲食店なのだそうです。

飲食店だからといって残業代を支払わなくてよいなんて約束はありません


残業させたら残業代を支払うのは、日本のルールです。
それは飲食店だけ特別なルールなんていうものではありません。
もしも、残業代が支払われていなかったら、きちんと請求して支払ってもらいましょう。

「名ばかり管理職」にして管理監督者扱いしてくる


管理職扱いにして管理職手当を支給し、残業代を支払わない「名ばかり管理職」という手法があります。
労働基準法では、管理監督者には残業代を支払わなくてもよいとしています。
それを悪用するのです。

現実には、管理監督者は、労働時間の管理されることに向かないかなり限られた人たちですから、飲食店の店長ぐらいなら、それに相当しないケースが多いでしょう。
それに、本当に管理監督者だとして残業代(時間外割増や休日割増)を支払わなくて良いといっても、深夜割増の支払いが必要ですし、有給休暇の制度もあります。また、健康管理の観点から労働時間の適正把握は会社側の義務です。

したがって、もしも管理職扱いされて残業代が支給されなかったら、まずはご相談ください。



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