労働者の生活を顧みないブラック企業は許しません。サービス残業させられる、有給休暇がとれない、パワハラされるなどに対抗しましょう。私たちは、新潟の労働組合「にいがた青年ユニオン」です。

2013年4月2日火曜日

買い手だから賃上げできるのか?

日本では、買う側と売る側の力の不公正が激しすぎる。
ものを売り、それに見合うお金を払う。
等価交換だ。

しかし、お金を払う側が常に強い。

何かが間違っている。
等価交換なのに。

「お客様は神様です。」


いや、人間のはずだ。




春闘関係のニュースでは、
アベノミクス効果で「賃上げ」(実際は一時金が多い)と話題になったのだが、本当にそうだろうか。
そう考えたとき、ふと思いついてしまった。
正しいかどうかはわからないのだが。


それは、必ず、「買い手企業」だということだ。

トヨタを例に考えよう。
トヨタは、正しくは自動車メーカーではない。
自動車組み立て会社。
部品を下請けが作る。
そして、トヨタがそれを組み立てる。

全体で1mmの誤差が許されるとして、
10個の部品が組み合わさるとしよう。
1個の部品の誤差は0.1mmでなければならない。
つまり、下請けほど精度よく作らなければならない。
その分、設備投資は大きくなるはずだ。
技術力も高くなければならないはずだ。

実際はどうだろう。
下請けの方が立場は弱い。
「買う側が強い」ルールに従うからだ。

とある部品メーカーは、リーマンショック前に比べて部品単価は6割に下げられたという。
景気がよくなっても単価が上がることはないだろう。
ツケは、すべて下請けがもっているということだ。

次にスーパーだ。
スーパーは、どこもかしこも「セール」「セール」。
チラシが入りまくる。
この点、買う側である消費者が強い。
しかし、彼らも買う側だ。
つまり、生産者側から買いたたいてくる。

「自分たちも安売りしなければ売れないのだから」といって、
生産、流通に値下げを要求する。

100円のものが売っていれば、
生産者は30円ぐらいで売りに出していると思って差し支えない。
さて、あなたならそれを30円で作れるかと考えてほしい。


結局のところ、
賃上げできた企業は、
どこかで買う側なのではないか。

つまりそれは、売る側にしわ寄せが行っているということだ。

そして、最終的には、労働者にしわ寄せが行く。
労働者も、労働力の売り手なのだから。


売る側に労働組合は少ない。
私たちにも、情報は少ない。
実際、どうなっているのか、ぜひとも知りたいと考えている。