国家公務員に対して行った朝方勤務が、国会運営と重なったため長時間労働を生み出したというバカみたいな話。
国家公務員約22万人を対象に、7月1日からスタートした「ゆう活」が8月末で終了した。仕事時間を1~2時間ほど朝方勤務に前倒しして、その分、夕方は早めに切り上げて残業を減らそうという試みだった。言いだしっぺは安倍首相だが、その張本人が安保法制を成立させるために、戦後最長となる95日間の会期延長を決断。
「ゆう活」は全て会期中となり、多くの公務員が夜遅くまで、閣僚らの答弁準備などに拘束された。始業時間を早めた職員のうちの2割以上が、夕方には帰れず、午後8時以降も残って仕事をしていたという。これでは、ただ単に労働時間が増えただけで、やっていることは“ブラック企業”と同じだろう。
日刊ゲンダイ 朝型勤務「ゆう活」大失敗…霞が関“ブラック化”で官僚ら悲鳴 2015年9月3日
でも、そうでなくても失敗します。
実際に「ゆう活」をした官僚からも「自分が帰宅しても、息子は部活や塾で帰ってこない」(財務省中堅)
結局、これです。
家族や他の人もそうならない限り、時間があわないのです。
ツイッターでも。
朝方勤務で残業減るとか意味不明。仕事率が改善されない限りは稼働時間も減らないはず。
— だんな (@KamekoChan) 2015, 9月 2
朝方勤務を推奨されたのでやってみたが確かにいっぱい働けて凄かった。これが社畜の国ジャパンってやつかと実感を得る。
— トウカイダイsalami (@slm_) 2015, 8月 20
うちの職場の例。偉い人『おい、朝方勤務者は帰る時間だぞ』 朝方勤務の人『すいません、今日の仕事が終わらなくて・・・』 偉い人『そうだよなぁ。じゃあしょうがない』 これ見て誰が後に続こうと思うのか。 / “朝型勤務は、違法な「サービ…” http://t.co/0PzhfQ25tL
— アカチバラチ (@akatibarati) 2015, 8月 18
労働時間についても制限を課し、休日についても特定するようなうふうにしないと、いつまでたっても労働時間を減らして余暇を活用することになりません。