国の中小企業緊急雇用安定助成金を不正に受給していたとして、新潟県警は25日、詐欺の疑いで、新潟県新発田市緑町、土木建設会社代表取締役の居城静雄容疑者(55)ら2人を逮捕した。
逮捕容疑は、平成21年に会社の従業員など10人分の名義を使って、実際には休業していないのに休業手当を支払ったように装い、2回にわたり、新潟労働局から助成金約337万円を不正に受給した疑い。
産経ニュース 雇用助成金不正受給の疑い 新潟県警が男2人逮捕 2015年10月26日
会社の運転資金に充てたという社長。
中小企業緊急雇用安定助成金とは、急激な資源価格の高騰や景気の変動などの経済上の理由による企業収益の悪化から生産量等が減少し、事業活動の縮小を余儀なくされた中小事業主に対して、その雇用する労働者を一時的に休業させたり、教育訓練または出向させた場合に、休業、教育訓練、または出向に係わる手当もしくは賃金等の一部が助成される制度。なお、2013年4月1日より、雇用調整助成金に統合されています。
労働者の雇用を安定させる大事な制度です。
不正受給は許されません。