ブラック企業に勤めていたときにしていたサービス残業。
退職前でも、退職後でも、残業代を請求できます。
そんな記事が弁護士ドットコムに「残業代なしの「ブラック企業」をついに退職! 辞めた後でも残業代を請求できる?」として掲載されています。
「ブラック企業からの退職時に2年間分の残業代を請求したい」。弁護士ドットコムの法律相談コーナーに、ある中小企業を退職しようとしている人からの相談が寄せられました。
入社してから5年間、ほぼ週6日、1日14時間以上働かされていたのに、残業代をもらうどころか、社長からパワハラまで受けていたそうです。
これはひどいですね。
まず第一歩は、相手方に請求すること。ここから始まります。
会社に内容証明を送るなどして支払請求の意思表示(「催告」といいます)をすれば、半年以内に裁判を起こすことによって、時効を中断することも可能ですので、できるだけ早めに専門家にご相談されることをおすすめします。
多少の費用はかかりますが、専門家に相談する方がよいでしょう。
もちろん、労働基準監督署を利用する方法もありますが、どちらか一方というよりは、どちらもやってみるというのがよいかもしれません。
弁護士を立てずにご自身で残業代を請求する場合には、労働基準監督署(労基署)に相談し、会社に対して是正指導をしてもらう方法も考えられます。
そして大切なのがこれ。
退職してしまった後ですと、タイムカードなどの残業時間がわかるものが入手できない、ということもありがちです。在職中に写真撮影するなどして証拠を確保しておくことをおすすめします。
労働時間がわからないと、請求時点で大変になります。在職中から証拠集めはしておきたいですね。
不払い残業代の請求は、弁護士だけでなく、労働組合に加入して行う方法があります。
社内に労働組合がなくても、にいがた青年ユニオンがあります。
ぜひご相談を。