労働者の生活を顧みないブラック企業は許しません。サービス残業させられる、有給休暇がとれない、パワハラされるなどに対抗しましょう。私たちは、新潟の労働組合「にいがた青年ユニオン」です。

2015年9月15日火曜日

ブラックバイトで問題の「しゃぶしゃぶ温野菜」FC本部が団体交渉受けるかどうかに注目している

しゃぶしゃぶ温野菜のブラックバイトの実態が暴かれた

衝撃の音声が公開。

もう知らない人はいないでしょう。

しゃぶしゃぶ温野菜で働いていた学生アルバイトのAさんの労働問題について、フランチャイズの運営会社とフランチャイズ本部である株式会社レインズインターナショナルに団体交渉を申し入れました。株式会社レインズインターナショナルは、牛角・しゃぶしゃぶ温野菜・土間土間・かまどかを運営している会社です。
ブラックバイトユニオン 2015年9月11日

飲食店のブラックバイトが明るみに出ました。


どうやら運営会社も先延ばし戦術を採っているようですが、問題の一つとして、フランチャイズ本部(FC本部)が団体交渉を受けるかがあると考えています。

団体交渉とは

団体交渉とは、労働者の権利向上を目的に、労使が対等の立場で話し合いを行うもの。労働者の勤務労働条件に直接に間接に関わる件について協議する場所です。双方とも交渉窓口がはっきりしていないと、行動が過激化するだけですので、何はともあれ交渉窓口をきちんと持っておくことが重要です。

今回のAさんですが、雇い主はFCの運営会社になります。運営会社は当然、団体交渉を受けなくてはなりません。
問題は、FC本部である株式会社レインズインターナショナルです。彼らは、雇い主ではありません。直接的にはAさんの勤務労働条件について決定権がないのであれば、団体交渉を受けても「それは私たちが決められることではないのですけれど」となりますから、話し合いに応じる必要がなくなってしまいます。

だからといってFC本部は無関係ではない

Aさんは、店長からこのような被害を受けたと言います。
また、今年の春先には、数千万円の損害賠償を店長から示唆されたり、店の商品の自腹購入(食べ放題10人前で3万数千円など)を何度も強いられ通算して十数万円を支払ったりしています。
さらに、8月12日の未明には、店長から帰宅途中のAさんに対し、「家に行くからな。殺してやる。」という脅迫の電話がありました。
Aさんは、精神的にも肉体的にも多大な被害を受けたうえ、アルバイトのために大学にも通えなくなって、今年度の前期の全ての授業の単位を落としてしまいました。

なぜこうなったのかが問題です。
FC本部は、店舗の運営について関与していました。当然、このような出来事について、まったく知りませんでしたという言い訳は通用しません。
しかも、FC本部は、今回の件で、フランチャイズ契約の打ち切りを示唆しています。
そうなれば、被害者の権利回復の機会が奪われたり、そこで働くすべての働く人の労働条件を左右することとなります。
まったく無関係ではありませんし、自分たちも被害者だと思っていたのなら大間違いです。

FC本部は当然責任の一端があるといえるでしょう。

もちろん、団体交渉を受けるいうことになれば、その責任の一端があるということを最初から認めるような形になるので、団体交渉に応諾しないという形式を取りたくなるのも理解はできます。しかし、それは結果的にブラック企業の汚名を晴らす機会を逸してしまうのですから、会社としては得策ではないでしょう。