奨学金返済が「結婚」や「就職」、「出産」などに影響していることが明らかになりました。
労働者福祉中央協議会(中央労福協)は昨年7~8月、34歳以下の働く男女を対象に「奨学金の返済が生活に及ぼす影響」について調査を実施。次のような回答結果となった。
結婚に影響 31.6%
出産に影響 21%
子育てに影響 23.9%
仕事・就職先の選択に影響 25.2%
持ち家の取得に影響 27.1%
IRORIO 奨学金の返還が「結婚」や「出産」の重荷になっていることが明らかに 2016年2月29日
かつてと異なり、学費が異常に高く、親世代の経済力が弱まっているため、奨学金に頼らざるをえないわけですが、もともと返済能力のない学生にとって、借金を返済できる仕事に就けるかどうかは運次第です。
アンケートに寄せられた声が紹介されています。
社会人のスタートからローン地獄とは、つらすぎます
低所得者から教育の機会を奪うのは本当におかしい
せめて国立大学だけでも授業料無償にしてほしい
国を背負っていく子供達に希望をもって勉強をしてもらいたい
日本もOECD並みの給付型の導入をして欲しい
授業料をできるだけ安くして、奨学金を給付制に。
このことは一刻も早く実施されるべきです。