以前、労働相談といえば解雇に関するものが多かったのですが、最近はパワーハラスメントなどの人間関係に関するものが増えています。
労働環境が悪化して、職場で支え合う関係が希薄になると同時に、パワーハラスメントという言葉が浸透するにつれ、声を上げる人が増えているのかもしれません。
JA福井市南部の男性幹部(55)が、パワーハラスメントや過重労働で休業を余儀なくされたとして、同JAに約620万円の損害賠償を求めた訴訟は1日、福井地裁(佐藤志保裁判官)で和解が成立した。原告側によると、JA側が男性に約565万円を支払う内容。
訴状によると、指導経済部長だった男性は平成25年の組織改編で業務が増えた上、組合員からの債権回収も担当。回収が滞ると当時の理事長から「いい学校を出ているのに本当に仕事ができない」としっ責を受けた。同年末から休業を強いられ、26年3月にうつ病と診断された。
産経WEST 「いい学校を出ているのに仕事ができない」と叱責、パワハラ休業訴訟で和解 2016年8月1日
業務と無関係の叱責は、このような訴訟を招きます。
もちろん、企業イメージも低下します。
パワーハラスメントについては、我慢せずにご相談ください。