2018年度に新潟県内の特別養護老人ホーム1施設で入居者58人に対し、ナースコールを使えなくしたり、身体拘束をしたりする虐待があった問題で、当該の施設が新潟市内にあることが26日、分かった。市は「施設の改善は確認した。現在の入居者らの不安をあおらず、虐待された側のプライバシーを守るため施設名は公表できない」としている。
新潟日報 2019/12/26
呼び出しのブザーが設置されていなかったり、認知症の6人に対して手続きを守らずに身体拘束したり、ベッドに柵を設けて降りられないようにしていました。
新潟市は2回の立ち入り調査を行い、改善勧告を出したところ、施設側は、ナースコールの設置や職員間の情報共有を図る体制の強化を行ったとする報告が文書で行われたとしています。
一方、新潟市は、施設が改善され、入居者らの不安をあおることを防ぐためとして、施設名の公表はしていません。
虐待は許されることではありません。
しかも、ナースコールを設置していなかったことからして、施設側が積極的に虐待を促していたと考えられます。
新潟市も、これまで以上に立ち入り調査などを実施すると思われますが、二度と同じことを繰り返させないことが必要です。