あなたは、残業代をちゃんともらっている自信がありますか?
ちょろまかされたりしてないですか?
だんだん心配になってきましたね。
少なくても、残業代の計算ぐらいは理解しておきましょう。
損にはならないはずです。
渡辺輝人弁護士の書いた「残業代請求の理論と実務」が出ました。
計算方法や理屈が分からないという方は、ぜひお読みください。
時間単価を計算しよう
残業代の計算をするときに欠かせないのが、「時間単価」です。
1時間当たり、いくらの基本的な賃金なのか、というものです。
基本給…だけではないのです。
通勤手当や家族手当、住宅手当、通勤費などを除いて、いつも支払われているもの全部で計算したりします。
でも、固定残業代が入っていませんか?
営業手当という名前に化けているかもしれません。
みなさん、この辺で挫折します。
残業時間を計算しよう
いえ、ここで挫折しているわけにはいきません。まだまだやることはあります。
残業時間は、タイムカードのような客観的な記録を原則にして1分単位で計算しましょう。
もし、休憩がちゃんととれていなかったら、それも計算のうちに入れましょう。
さあ、掛け算の時間だ!
時間単価と時間を掛け算しても、残業代にはなりません。
割り増しがあるからです。
時間外だったら、1.25倍。
休日だったら、1.35倍。
深夜にかかった部分の時間は別に計算して0.25倍して加えます。
1か月で60時間を超えると…というようなルールもありましたね。
そうして計算したものが、自分の手にした残業代を一緒ならOKです。
あなたの会社が、残業代ドロボーでないことを祈るばかりです。